血管外科

血管外科

血管外来(血管外科)とは、心臓と脳以外の全身の動脈、静脈、リンパ管の病気を扱う診療科です。動脈瘤、動脈硬化による血管の詰まり、下肢静脈瘤など、幅広い疾患を対象に診察を行なっております。

血管外科イメージ

下肢静脈瘤

下肢静脈瘤は、足の静脈が太く拡張して、蛇行して浮き出ているものをいいます。静脈瘤の症状には、足がむくむ、だるい、重苦しい、痛む、ほてる、かゆい、こむら返りなどがあります。特に夕方症状が増強するのが一般的です。進行すると、血栓性静脈炎による発赤や腫脹、皮膚炎、皮膚の色素沈着、皮膚の硬化や難治性潰瘍を形成することがあります。見た目では診断が不十分であり、下肢静脈の超音波検査が必要です。これまで、10,000人以上の下肢静脈瘤の診察や治療をおこなってきた経験をもとに正確に診断、治療します。

日帰り下肢静脈瘤治療

レーザーや高周波を用いた血管内治療は、体にやさしく、手術痕の少ない、優れたアイデアによる治療法で、日帰り外来治療が可能です。下肢の表在静脈内にカテーテルを挿入して、レーザーやラジオ波により血管壁を焼灼して、静脈瘤を収縮・閉塞し、消失させます。治療後は下肢静脈瘤による症状が改善します。
当院では「下肢静脈瘤に対する血管内治療のガイドライン」に則って、治療を行います。また血管内治療以外の治療法として、硬化療法、静脈瘤切除、静脈抜去術、高位結紮術などがあります。

主な症例と治療について

動脈硬化検診

採血、血管エコー(頚部・腹部・下肢)、脈波検査を行って、動脈硬化症の早期発見に取り組んでいます。

動脈硬化検診

大動脈瘤について

胸部や腹部を通る大きな動脈がこぶのように膨らんだ状態です。破裂してしまうと、命に関わる危険性のある病気です。当院では瘤の大きさや破裂リスクを慎重に評価し、早期の治療判断や経過観察を行い、治療を要する場合は専門医療機関に紹介します。

大動脈瘤について

深部静脈血栓症 / 肺塞栓症(エコノミークラス症候群)の診断と治療

深部静脈血栓症は、下肢の筋肉間を走行している深部静脈内に血栓ができる疾患でエコノミークラス症候群の名称で知られています。また血栓が肺動脈に至る肺塞栓症を合併することで致命的になることがあります。

下肢の静脈が閉塞することで急に足がはれてきます。採血、下肢静脈エコーにて診断しますが、下肢の浮腫が高度な場合、呼吸苦や心不全兆候など、症状によって入院治療が必要な場合には専門医療機関に紹介します。また、静脈血栓後遺症による慢性静脈不全の方には、弾性ストッキングによる圧迫療法を指導いたします。

エコノミークラス症候群イメージ

リンパ浮腫に対する診断と治療

原発性および二次性(子宮がん、乳がん、前立腺がん等の術後)リンパ浮腫に対して、リンパ浮腫複合的理学治療(リンパマッサージ、圧迫療法、運動療法、日常生活指導、スキンケア等)を、外来にて指導いたします。

リンパ浮腫イメージ

血管外科に関わる症状

  • 足の痛み、しびれ、むくみ、だるさ
  • 手足の冷感
  • こむら返り
  • 皮膚の変色
  • 潰瘍
  • 血管の浮き出し

当院で可能な検査

  • 血液検査
  • 超音波検査
  • 血圧脈波検査